義父が亡くなったので、葬儀などの段取り中です。
先日、親戚のお通夜で喪主の妻に当たる人が五つ紋の喪服を着ていたので、お通夜に着物を着るなら喪服なのかなと漠然と考えていました。
今回、当事者となるので、葬儀社の方に聞いてみようと思っていたところ、担当者の方のほうから「お通夜には着物は着ないですよね?」と聞かれ、返答に困っていたら、「お通夜には着ないものなんです」とのことでした。
「お通夜に五つ紋の喪服を着ていると、準備していたということになり、本来なら正しくないと思うんです」ということです。
お通夜の喪服について、専門家の話を聞いて納得です
最近はお通夜に和装という方はかなり少なく、たいてい洋服のブラックフォーマルです。もちろん、地域差はあると思いますが、私の住む地域ではそうです。
もし和装で参列するなら、たぶん地味な色無地に黒の名古屋帯と小物ということになるんだと思いました。
で、告別式には五つ紋の喪服の正装で参列ということですね。
今まで、いろんな方々の葬儀に参列する機会があったのですが、たまにお通夜から五つ紋の喪服の方がいらっしゃったので、「自分で着付けできる人はそうするのかしら」と思っていたのですが、今回、葬儀社のスタッフさんのお話を聞いて迷いがなくなりました。
今後はその辺を意識してきちんとした服装で参列しようと思います。
ちなみに、私の住む地域では、お嫁さんをもらう家が、お嫁さんが将来着ることになる喪服を準備しておく習わしです。
そんなわけで、私の分は夫が20代の頃に義母が準備していたそうです。ただ、袷だけだったので、結婚が決まった時に絽の準備もしてくれました。
結婚して一年半ぐらいで義母の葬儀でその絽の喪服を着ることになり、結婚して11年目で義父の葬儀で袷の喪服を着ることになりました。
お嫁にもらう家がお嫁さん用の喪服を用意するというのは、私は思いやりだと感じます。
お嫁に行ってから喪服をあつらえようとすると義理の両親に悪いし、かといって、親族の葬儀で喪服を着る風習のある地域なので準備しないわけにいかない、というお嫁さんの立場をかばっての優しい風習だと思います。
10年前、義母の葬儀の時に自分で喪服を着られず、着付けをお願いしました。
今回は、ちゃんと自分で着て義父を見送ることができます。
喪主の妻は何かと動き回るので、お通夜は洋服にしようと思いますが、告別式にはきちんと和装で参加します。
しばらく、ブログの更新できないかもしれません。
落ち着いたら再開します。
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