結婚式のお呼ばれには着物がおすすめの理由(洋服だと制約が多い)

結婚式のお呼ばれ。服装に悩むことが多いと思います。若い頃は洋服で出席していた私ですが、結婚してからは着物で行っています。

その理由は、「洋服だと結婚式のお呼ばれのマナー上の制約が多いから」です。着物のほうが楽な気がするんです。

今日はその辺りのお話をしていきたいと思いますが、まずは結婚式に招待された時、どんな服装はダメなのかを知っておくと便利なので、そこからスタートです。

 

結婚式のお呼ばれ。マナー違反なのはどんな服装?

結婚式は、新郎新婦にとって普通は一生に一度の大イベントです。出席者は心から2人の幸せを願い、主役の2人を立てる存在でなければなりません。

そこから、結婚式での服装などには多くのマナーが設定されています。

 

以下に、結婚式に招待された人がしてはいけないと言われている服装を挙げていきます。

 

  1. 全身真っ黒な服装。
  2. 派手すぎる服装。
  3. 靴やバッグは、革製品はNG。
  4. かかとが固定されないサンダルやミュールはNG。
  5. 肩や腕、背中が多く露出している服装。
  6. オープントウなどの、つま先が隠れない靴。
  7. 膝が出るスカート丈。
  8. サブバッグなどに紙袋を使うのはNG。
  9. 毛皮のボレロやコートはNG。

ざっと思いつくだけでも、これぐらいはあります。今挙げたのは、結婚式に招待された人がしてはいけない服装です。

喪服を連想する全身真っ黒がダメとか、花嫁よりも目立つ派手な服装はダメとか、殺生を連想する革製品はダメとか、いろいろあるわけです。毛皮のボレロ(フェイクファーも含む)なども、革製品と同様、殺生を連想するのでダメです。

毛皮やフェイクファーのボレロやショール・・・最近、フォーマルの売り場で平気で売っていたりしますが、本来はNGです。あと、豹柄などの、動物を連想する柄はダメです。革ではなくプリントだったとしても、です。

つま先が隠れない靴がダメというのは、恥ずかしながら結構な大人になるまで知りませんでした。「つま(妻)が先に出る」というのを連想するからNGとのことです。

腕や肩などが露出する服はダメなので、ショールやボレロを活用しましょうとのことです。

 

あと、実はチャイナドレスなどの他国の民族衣装もダメなようです。若い頃、フォーマル服の売り場にあったチャイナドレスで友人の結婚式に行ったことがある私は、びっくりでした。

しかもミュールだったので・・・今から思えば恥ずかしいです(>_<)

 

洋服で誰かの結婚式に出席する時、実はたくさん気にしなければならないことがあります。

しかし実際にはそれを知らない人が多く、今までに出席してきた結婚式で周囲を見回した経験上、マナー違反でない完璧な格好で来ていた人は、100人中3人ぐらいの印象でした。

 

着物だと結婚式でマナー違反になる確率が低い!

さて、着物で結婚式に出席する場合はどうでしょうか。

常識的に考えて、全身黒というコーディネートはしないでしょう。

一部の訪問着でとてもきらびやかなものがあったりしますが、常識の範囲内で選べば大丈夫です。肩も腕も背中も露出しませんし、普通は着物とセットで革ではなく布のバッグなどが売られていますので、心配ありません。

着物は膝が必ず隠れますので、スカート丈も気にする必要ありません。

つま先が隠れないという意味では、草履は・・・と悩むところではありますが、着物と草履は切っても切れない関係ですし、そこはOKのようです。

 

そんなわけで、注意すべき点としては、紙袋をサブバッグにしないというところぐらいでしょうか。

このように、着物を選ぶと、それだけで相当な確率で結婚式の招待客におけるマナー違反を避けることができますね。

もちろん、紬などの普段着着物はダメだったりとかはありますが、そこは常識の範囲内で考えるのも簡単ですから、やはり洋服で行く場合よりも簡単だと言えると思います。

 

ちなみに、洋服でも和服でも共通で言えることなのですが、髪を飾るのに「生花」や生花に近いイメージの造花が使われているものはNGです。花は主役である花嫁さんの特権なのです。

なので、夜会巻きコームやかんざしを使って、派手すぎず地味過ぎない髪型を目指しましょう。

 

数少ないハレの日。お互い気持ちよく出席できるよう、配慮することが大切ですね。

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