2018年3月10日に地元の小さなコンサートホールでのクラシックコンサートに出かけました。
この日はクラシックの名曲を何曲か演奏してくれて、あとはアニメーションの映像に合わせてオーケストラが演奏するという、ちょっとした企画コンサートみたいな感じでした。
そんなわけで、母の形見の小紋で出かけてみました。
白系の地に、細い線で描かれた菊の花の総柄小紋です。
帯は焦げ茶の地色の更紗柄の洒落袋帯です。何となく、縦に縞状に色が入っていて、いろんな着物に合わせやすくて便利な帯です。
黄緑系の帯揚げに、黄緑や焦げ茶の多色使いの帯締めを選んでみました。この帯締めもいろんな着物に合わせやすくてとても便利です。
羽織の写真は、コンサートから帰って来てから家の車庫の前で撮りました。
この羽織も、母の形見です。たんすを整理していたら出てきて、自分サイズに仕立て直してもらって着ています。
クラシックコンサートはきちんとした格好で行かなきゃいけないのか?と思ってなかなか行きづらい方が意外に多いのですが、普段着でいいのです。
極端な話、ジーンズでもいいかもしれません。
何故か日本ではクラシックは高尚なものというイメージが独り歩きしていて、なかなか気軽に聞きに行かない方が多いのが残念です。
海外などでは、クラシックコンサートは日常的に人々の生活に溶け込んでいるようです。自分の街にオーケストラがあって、地元コンサートホールで普通に気軽な演奏会があって、お客さんも気軽に聞きに行くみたいな。
話を戻しますね。
クラシックコンサート、普段着でいいのですが、自分的にはちょっとおしゃれして出かけたい気分なので、紬よりは小紋で出かけています。紬で行ったことも、もちろんあります。でも大島紬でしたね~。
今回のような総柄小紋は、ちょっと改まった感じの場所にも着て行けて大変便利です。大きな柄ではないので、主張しないから帯合わせもしやすいのです。
母がこの小紋を着ているところを見たことがないですが、どんな時に着ていたのかなぁ・・・。
基本的に着物に興味がなさそうな母でしたので、嫁入り道具と一緒に持っていただけかもしれません。
私が着物好きになって、たんすの肥しが日常着に格上げになったのかも。着物にとっては、やっと出番が回って来た感じかもしれませんね。
これからも着ようと思います。
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