着物に憧れて、「いつか、さだまさしさんのコンサートに着物を着て行きたい!」と思った私が独学で着付けをマスターし、普通に着物で出かけられるようになった経験を振り返ってみると、独学で着付けをマスターするために必要なものは、たった3つのことだと気づきました。
独学で着付けをマスターするために必要な3つのことは・・・?
1.やる気
2.よき相談相手
3.良質な本やDVD
以上の3つです。着付け教室に通わなくても着られるようになります。
もちろん、着付け教室を否定するつもりはありません。きちんと習って着られるようになりたい方は、着付け教室、大いに利用してください。
でも、このブログでは、着付け教室に通わなくても着物を着られるようになった私の経験から、必ずしも習わなくても大丈夫というお話をしています。ご了承ください。
よくチャレンジする前から「私には無理」とあきらめてしまう人がいます。でも、それはたぶん違います。やってみないとわからないし、やってみたらできるようになるかもしれません。
何事も、まずは「やる気」がいちばん大事だと思うのです。
着物に関しては、「とにかく着物を着られるようになりたい!着物で出かけたい場所がある!」という思いが強ければ、必ず着られるようになります。
だって昔は日本人が全員、着物で生活していたんですから。
この「やる気」というのは人生の全てに影響してきます。たとえ着付け教室に通っても、やる気がなければ着られるようにはなりません。修了してから着ようとしなければ、時間がたてば忘れてしまいます。
着られるようになってから、できるだけ着て出かけるようにする、着る機会を作るというのも、やる気のひとつ。ここは自分次第であるということです。
もうひとつ大事なことは、着物をきちんと着られて着物に対する愛情のある、「よき相談相手」がいるかどうかです。
ラッキーなことに、私の祖母は呉服屋で着付け講師1級です。住んでいる場所が離れているので、直接手取り足とりというわけにはいきませんが、電話での相談はできましたので、最初の頃はあれこれと何度も電話して相談に乗ってもらいました。
そして、年に一度の実家への帰省のときには直接指導!
祖母は若いころは着物でお勝手に立っていたから、着物で生活していたわけです。なので、「毎日着る」という観点からの着付けを教わるにも適した人物です(笑)。
つまり、省けるところは省き、楽に着るということ。これが、長く続けられる秘訣ではないかと思います。
あとは、昔の勤め先で知り合った人が着物が好きで、今でも時々、相談に乗ってもらっています。年は私の親より1つ上ですが、話が合うんです。
最後に、着付け教室に通わなかった私にとって大変役に立ったものが、DVDつきの本です。
本を見てよくわからないところも、付属のDVDを見ればイメージしやすく、実践に結び付けることが容易になります。
最初は特に帯の結び方に苦労しますので、DVDは本当に便利です。
映像の力って、すごいと思います。便利な時代になりました~!
着物を着なれている人ならではのコツや裏技があると思うので、こういった先人たち(?)の知恵を拝借するのはとてもいい方法だと思います!
大久保信子さんは補正はあまり必要ないという考え方の持ち主で、私はそこが気に入って自分も補正をしないというポリシーで着物を着るようにしています。
実を言うと、祖母は補正をしなさいと教える派です。着付け講師1級ですから、やはり着付け教室などで教える基本に則った方法ですね。
たぶん、着る本人がいいと思えばそれがその人のスタンダードなのです。
でもやっぱり私は補正は必要以上にしないやり方が好きですね。
皆さんも、ご自分の考え方に合った着付けで美しい着姿を目指してください!
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